ロジカル・クリエイティビティネーミング作成法
  コンセプト   販  促    企  画   コピー
  ライティング
 
   マーケティング
  心理学

ホームボタン
 

■ネーミング作成法■


ここでは、ネーミング作成をするためにおさえておかなければならない基本的な考え方、
さらには代表的なネーミングの種類の例を挙げながら、プロが実際に行うのと同じ作成方法を紹介していきます。

何事にも基本というものがあります。
それはもちろん、ネーミングにおいても例外ではありません。

もしかすると、『基本』という言葉を聞くと、
『当たり前で簡単なこと』という印象をもたれる人もいるかもしれませんが、
基本というのは、物事を効率的に習得するために長年時間をかけて練り上げられてきた
簡便な手法であることがほとんどです。


ですから、基本を身につければ、これからの学習が理解しやすくなります。
その学習の理解を深めるために、まずネーミング作成手法の基本を紹介していきます。
ネーミングにはいろいろな種類があり、作成手法もさまざまありますが、
基本的には三つだと思ってください。

それが次の三点です。

(1)単純プラス法

これは、

A+B=ネーミング

という形で、
例を挙げると次のような物です。

シー(海)」 + 「ガイア(大地の女神)」 = 『シーガイア』(リゾート施設)

タフ(強じんで) + マン(男・人間)」 = 『タフマン』(栄養ドリンク剤)

マイ(私の)」 + 「ペット(お気に入り)」= 『マイペット』(キッチン洗剤)


(2)変形プラス法

これは、(1)の『A+B=ネーミング』を少し発展させた形で、
作成過程で言葉を引いたり足したりします

例を挙げると次のような物です。

サラダ」 + 「ドレッシング」 = 『サラドレ』(ドレッシング)

ゴリラ」 + 「クジラ」 = 『ゴジラ』(怪獣)

さて、『プラス法』の中でも、次の例はこれまでよりは少し複雑な変形バージョンです。
ですが、実際の作成では一番多く使われる部類の手法ですので、
やり方をよく飲み込んでおいてください。

リッチ(豊か)」 + 「ヘア(髪)」 = 『リシェール』(シャンプー)

          ↓              ↑

Rich(リッチ) +  Hair(ヘア) = Richair(リシェール)

それぞれの単語のアルファベット表記の一部を削除したり付け加えたりして、
語感の良いものに整えてネーミングにするという方法です。

◎次の例も実際の作成現場でよく使われる変形バージョンです。

ぐっすり」 + 「スリープ(眠る)」 = 『グッスリープ』(羽毛ふとん)

                         ↓

                     Good Sleep

                    の意味を持たせたネーミングにもなっている


わかりましたでしょうか。

実際のネーミング作成現場では、このように
基本形に少しづつ手を加えたような作成手法がよく用いられます。


とはいっても、それは意識してやっているのではなく、
良いネーミングを作ろうとして試行錯誤しているうちに、
そういうやり方になっていくというのが正直なところでしょう。


それでも、そうやって試行錯誤していく方向性というのがあり
その一つは『リズム感=響きが良い』というものを目指して作成していくというものです。

皆さんも、『響きの良い音・響きの良い言葉』を常日頃から意識しておいてください。
きっと、実際の作成に役立つはずです。

※上記『(1)単純プラス法、(2)変形プラス法』の作成例は、
サイト『ネーミング情報サイト名付け親 ネーミング作成情報』を参考にしました。



(3)省略法

これは、従来の言葉からいくつかを省略して語調を整えて作っていくやり方です。
ですので、結構単純ですが、これも広く使われる手法であり、けっこう使い勝手のよいやり方です。

たとえば、

ラフィナ(マンション)

   ↑

ラッフィナート(上品な:イタリア語)を省略して ⇒ 『ラフィナ

                        ⇒ 『ラッナート

                        ⇒ 『フィナート

と、いろいろなパターンで省略系造語のネーミングを作ることができます。


■肝心かなめの作成基本

これまで見てきた三つの方法は、いわば作成手法の分類を見てもらったようなものです。
これとは別に、実際にネーミングを作成する場合には、ほとんど以下のような手順で行います。
ネーミング作成を行う場合は、この場合と同様に、
どのような種類でもほぼ同じやり方をすることになります。
ですから、
これが基本フォーマットだと思って、何度もこの通りの手順で作成に取り組んでいってください。


1)ネーミングの作成目的&コンセプトを明確にする

         ↓

2)キーワードを挙げる(特記機能&コンセプト表現を反映できるワードを選ぶ

         ↓

3)ワードをねって、ネーミングを仕上げる

上記の手順の中で、「単純プラス法」などいろいろなやり方で、ワードを引いたり足したりしながら、
リズムや表記の善し悪しをみて、ネーミングを作り上げていきます


1)ネーミングの作成目的&コンセプトを明確にする
ネーミング作成においては、どんな目的でネーミングを作るのかをはっきりとさせることが
とても重要になってきます。


通常、商品イメージを反映させたもの(名前を聞いただけで商品特徴がわかる)だとか、
インパクトを与えてとにかく名前を覚えてもらうことを目的としたものなど、
作成目的はさまざまあります。
そして、その目的によって作り方やネーミングの種類などを決めることもでてきます。
ですから、まずは作成目的をはっきりとさせることです。
そのためには、商品コンセプトもしくはフェアコンセプトなどをはっきりとさせておくことです。


2)キーワードを挙げる(特記機能&コンセプト表現を反映できるワードを選ぶ)

実際にネーミング作成に取りかかった場合、
ほとんどの作業はこのワードを挙げる(=ワードを選ぶ)ことについやされます。


ネーミングの目的にかなうイメージをアピールしたり、
イメージを反映できるワードを探して挙げていきます。
しかも、それは一度だけとは限りません。ひとつのイメージを探して言葉を挙げます。
今度は、今挙げた言葉に関連した言葉を探し続けるといったこともよくあります。
とにかく、このような地道な作業ですが、
これがネーミング実作業のほぼ八割ほどだといっても過言ではありません。


まずは、自分の頭をひねり、
目的にかなった状況を思い浮かべながらあれやこれやと言葉を考えます。
ですが、そんなときにおおいに役に立つのが辞典です。
『国語辞典』はもちろんですが、『英和辞典』『和英辞典』『漢和辞典』
『カタカナ語(外来語)辞典』さらには『類語辞典』『ことわざ辞典』などは、
けっこう役に立ちます。


そしてもうひとつ、『ネーミング辞典』(価格は1,500円前後)という辞典があって、
これはある言葉(名詞、形容詞、……)を日本語から英語、フランス語、ドイツ語など
いくつもの国の言葉で表記していますので、非常に使い勝手の広い優れモノです。


どうか、一冊用意しておいてください。
通常、私は『国語辞典』『英和辞典』『和英辞典』『漢和辞典』
『カタカナ語辞典』『ネーミング辞典』を良く使っています。


3)ワードをねって、ネーミングを仕上げる

キーワードを挙げてネーミングらしい言葉をいくつか作り上げていきます。
それを目的にかなう効果を考えて、ああでもないこうでもないと
言葉を足したり引いたりしながら整えていきます。


その際には、まず言葉の音、言葉の響きを大事にしなければなりません。

『聞いて耳に心地よい』『聞いて耳に残る』
そんなネーミングでなければ良いネーミングとはいえません。
それから、次は表記にも気を配らなくてはいけません。


「漢字」「ひらがな」「カタカナ」「アルファベット」もしくはこれらのミックスタイプなど、
字面の善し悪しをよく見極める
必要があります。


要は、この字面はデザインでもあるということです。

先鋭的でスタイリッシュなコンセプトをアピールしようと思っているのに、
やわらかくのんびりとした印象の『ひらがな表記』では、
一見しただだけではコンセプトは伝わりづらいというものです。


そのように、
文字の種類や形もりっぱなネーミング要素だということを強く意識しておいてください。


基本的な作業は以上の三行程です。
この三行程の中で、いろいろなキーワードやヒントワードをたくさん挙げ、
さらにそれらのワードを取捨選択していって、いくつもの候補ネーミングを作り上げていきます。


そして、最後にその候補ネーミングの中から一つを選んでいきます。
それが、あなたの『ネーミング』です。

そして最後に、基本的なネーミング手法を一つご紹介します。


(T).シャレ系ネーミング

シャレ系ネーミングは、まさにネーミングの王道です。
さらに、その確たる地位はこれまでずっと変わることがありませんでした。


その地位を守り通してきた一番の理由は、なんといっても親しみやすさにあります。
基本的に、『シャレ=もじる』というのは親しまれている言葉をもじるということです。
ですから、一般の人々に浸透している言葉を基にもじって作られるため、
最初から親しみやすいネーミングになっているのです。

また、そのもじり具合が非常に的を射ている場合は、そのことが印象的に記憶に残るため、
とても覚えやすいネーミングともなります。
そこで、このネーミングの王道『シャレ系』の代表的なものを挙げておきました。

じゃがりこ』       (スナック菓子)

消臭力』         (消臭剤)

朝めし太郎』       (納豆)

最洗ターン』       (洗濯機)

からまん棒』       (洗濯機)

ふもとの駅弁 元気甲斐』 (駅弁)

では、次にシャレ系ネーミングを作るにはどうしたらよいのか、その留意点を確認してみましょう。
まずシャレ系ネーミングを作るためには、いくつかの基本的ワードを挙げることです。

             基本ワード    ネーミング

じゃがりこ』  =   じゃがいも  ⇒ じゃがりこ

消臭力』    =    消臭    ⇒ 消臭力

最洗ターン』  =   最先端+洗濯 ⇒ 最洗ターン

これらは、原材料や特記機能を基本ワードとして定め、
そのワードにからめてシャレ系ネーミングを作っていったわけです。


では、一番わかりやすい『消臭力』を例にとってみます。

消臭力

このような消臭剤の場合、
ネーミングを作る際のキーワードとして挙げられたのは次のようなものだったと考えられます。


キーワード(基本ワード)

『消臭』『芳香』『パワー』『回復』『マスキング(匂いで匂いをけすこと)』
『快適』『科学の力』『生活提案』『無臭』

このようなキーワードを挙げた後に、コンセプトとの比較を行います。
この場合のコンセプトは次のようなものだったでしょう。

コンセプト
『消臭の力で快適な生活に寄与する』

       +

『消臭の力で、快適で楽しい生活を提案する

このコンセプトを反映できるキーワードを候補ワードとして選びます。

候補ワード
『消臭』『芳香』『パワー』『快適』『生活提案』『無臭』

この6つのワードの中から、商品名としてインパクトを与えながら、
コンセプトの意味をも提示できるネーミングを考えていきます。


たぶん、次のような考え方になったと思われます。

『消臭』+『パワー』  ⇒  『快適生活』

このような図式を思い起こしながら、さらにネーミングを考慮していきます。

そして、最終的に

『消臭』 + 『パワー』  ⇒  『消臭パワー』

語調を整えて、最終的には

『消臭力』

というふうに作られていったと考えられます。
どうでしょうか。
作られていく過程がある程度理解できたでしょうか。
ここで知っておいてもらいたいのは、
作られていく行程です。
先に話した通り、基本の作成方法は一つです。

1)ネーンミングの作成意図&コンセプトを明確にす

         ↓

2)キーワードを挙げる(特記機能&コンセプト表現を反映できるワードを選ぶ

         ↓

3)ワードをねって、ネーミングを仕上げる

 「単純プラス法」などいろいろなやり方で、ワードを引いたり足したりしながら、
リズムや表記の善し悪しをみて、ネーミングを作り上げていきます。


もちろん、

『消臭力』

の場合も、この通りに行われています。
この行程をできるだけ身につけられるように意識してみてください。



google55f2a77a31884f0a.html へのリンク

 

 

グレーの壁紙イメージ

1